コンテンツを投下した後、競合WEBページを抜いて検索順位を上げるためのリライト/ブラッシュアップ方法をご紹介します。
タイトルに盛り込むキーワードを決めて、コンテンツをワードプレスなどに投稿すると、記事がGoogleの検索結果を蓄積するデータベースにインデックス(登録)されます。
Googleの検索エンジンの原理は、インデックス(登録)されるタイミングでGoogleの検索アルゴリズムによってページに対して点数が付けられ、誰かがググるとそのキーワードの点数が高い順にWEBページが表示されるという様なイメージです。
コンテンツ投稿直後(リライト含む)には、 Search Console (サチコ)で、必ず Fetch as Google しましょう。
Fetch as Google はGoogleのクローラーをコンテンツページに呼ぶための機能です。
クローラーとは、新しいWEBページを探して検索結果を蓄積するデータベースにインデックスさせる役割を持つ自動ロボットです。更新(リライト)ページも含みます。
新しいコンテンツを投稿後にフェイスブック等のSNSでシェアされた場合、元のコンテンツがGoogleインデックスされるタイミングより先にシェアされたフェイスブックがGoogleにインデックスされてしまい、元のコンテンツがコピーコンテンツとしてペナルティを受ける事を防ぐためにも必ずフェッチしましょう。
ブラッシュアップの方向性を考える武器を無料ツールで調達します。
無料ツールSerposcopeに、「キーワード(グループ)」と「ブラッシュアップするWEBサイト」と「競合サイト」を登録して、ターゲットキーワードの周辺を含む検索順位一覧を取得し、該当コンテンツページのグループを作ります。Serposcopeと比較される事が多いGRCについては、有料プランにしないと機能や登録数の制限があります。
該当コンテンツページよりも上位の競合ページ(URL)と比べて、不足コンテンツなど情報の濃さやわかりやすさで負けている点を明確にして、コンテンツを変えていきます。
2016年8月頃、キーワードプランナーの無料利用に機能制限が入りました。
「検索ボリュームと傾向を取得」で月間検索数の帯グラフによる年間のニーズの波を知ることが出来なくなりました。大量組合せキーワードの月間平均検索ボリュームも見られなくなり、大きな痛手です。
一例として、検索数で2万と9万では大きく集客姓や収益が変わりますが、機能制限後、1万~10万でひとくくりになり判断をしにくくなりました。
アドワーズに広告料を支払っている利用者だけに機能が制限されました。海外や国内で代替ツールは見つかっていません。
大量のキーワード組合せ候補を検索ボリューム一覧表にできる機能があるのはキーワードプランナーだけです。1個ずつ確認する非効率なツールは結構ありますが、無料で大量にまとめて取得できるツールは無いです。また、海外のキーワード系ツールは日本語対応していないため、使えない事が多いです。
日本語は不利です。
Serposcopeで検証しながらリライトをするという作業の重要性が一段と増しますね。
Serposcopeを使う為には、パソコンにjava( jdk か jre )のインストールが必要です。
※javaとjavascriptは全く異なるプログラミング言語です。
を確認して、インストールされている場合、Javaコントロール・パネルを探してこちらの手順でjava更新しましょう。
パソコンは64bitだけど、32bitのjavaが入っている場合もあります。正常に動いている様であれば、javaを更新して使う事をお勧めします。
windowsのjavaアンインストールは、古いjava関連ファイルがパソコン内に残りやすく、その影響で新規javaインストールが出来なくなる可能性があります。
古いファイル等が残っている状態で再度jdkやjreのjavaをインストールすると、インストールウィザードが立ち上がらなくなる可能性があります。
レジストリや残骸javaファイルの削除が必要になりますが、windowsアプリ開発に詳しい人でなければ、レジストリバックアップや削除は非常に難しいです。
OSのクリーンインストールに追い込まれます。
javaがインストールされていない場合、パソコンのbit数に合致したjava(jdk)かjava(jre)を入れましょう。
EcripseやNetBeansIDE等で、java開発を行う方はjava(jdk)を選んでください。
javaで動くSerposcopeや無料ツールSEO spider等、アプリケーションを動かす事だけが目的の場合、java(jre)で大丈夫です。
ペルソナとは、コンテンツのターゲット人物像の事です。ターゲットが無いとコンテンツ制作がブレてしまうため、ペルソナは必ず作りましょう。
コンテンツの管理画面にペルソナ記載欄を加える事をお勧めします。ライティングの企画段階で、ペルソナを意識しながらコンテンツを改めて作りこみます。
競合サイトには商品の価格比較表があるけど自社サイトには無い!Q&Aも用語集も自社には無く訪問者に対してメリットが薄い!
など、読者が求めているコンテンツを確実に追加して、差別化として自社オリジナリティまでわかりやすく盛り込むことが必要です。
盛り込む情報濃度/鮮度/読みやすさ/わかりやすさ/表示速度など、訪問者がスマホなどで読む環境を想定し、思考コストのお得さ加減で競合に負けない様にする事も意識してください。
ご参考として、当ページのペルソナは以下の様にしています。
コンテンツマーケティングにはマンパワーが不可欠なため、1人親方の株式会社や個人事業などマンパワーが恒常的に不足する環境の方は対象外としています。
コンテンツ内容によってペルソナに必要な要素は色々変わります。
想定している顧客の要素や属性をブレーンストーミングなどで書き出してペルソナを作ってみてもいいと思います。
サーチコンソールのコンテンツキーワードの機能やSEO対策用無料検索順位チェックツール「IKKO」や SEO spider を使って、競合ページと自社コンテンツページのtitleのキーワードの比較をしましょう。
この作業だけで順位が上がる事もあります。
キーワードを決めてtitleを作ったつもりでも、Googleに対して主軸となるキーワードを認識させられず、順位が下がってしまっていないか?確認してください。
そしてtitleでは、次の様なポイントもよく指摘されます。
という考え方もある様ですが、両方とも狙うとクリックされやすいtitleから離れやすいです。
タイトル内のキーワードをグーグルにはっきり識別させられるようにする事は大切です。
競合と全く同じタイトルにするのは完全に後発記事なので絶対に避けましょう。競合ページよりも情報が濃く、競合ページよりも読者のためになるコンテンツにブラッシュアップしていきましょう。比較表や図説など、わかりやすく、簡潔に、ペルソナを意識して行いましょう。タイトルだけでA/Bテストを行って見る事も一つの方法です。ワードプレスであれば、プラグインTitle Experiments FreeでタイトルABテストができます。
title については慎重さが必要ですが、meta description のブラッシュアップでページビュー(検索結果画面の表示回数に対するクリック率)を意識してみてください。
キーワード出現率については、IKKOだけでなく、キーワード出現率チェック | SEOチェックのためのSEOツール集 ohotuku.jpやSEO 高屋 | 1クリックで自動分析SEOチェックツールなどがあります。
その他にオンラインのツールもありますが、SSLを導入しているhttpsのサイトの調査ができないツールや日本語不可のツールもありますので気を付けてください。
IKKOは、管理画面で競合ページと自社コンテンツページのキーワード比率を左右に並べて比較できる点が便利です。
コンテンツのペルソナやキーワードを競合と比べながらブラッシュアップしていると、別のキーワードで関連したコンテンツのページの新設も必要になってくる事が多いです。
そのため、コンテンツの下部に関連コンテンツページへのリンクを作りましょう。関連コンテンツページが必要だけど無いという場合は、新たにコンテンツを作りましょう。
Yet Another Related Posts Pluginを使うと関連性を数値でチェックしながら表示出来、なかなかいいです。
各種ツールを駆使して、ひたすら競合ページのコンテンツよりも中身が濃く、読みやすく、読者の為になるコンテンツを目指しましょう。
ツールとしてもう一つご紹介しておきたいのは、Screaming Frog SEO Spiderです。
無料プランの場合、1サイトに対して拾い上げて取得できるURL数は500件までという制限があります。大規模サイトについては、有料プランを検討する必要が出てきます。
各ページのURL、titleタグ、meta descriptionタグ、h1タグ、h2タグ、などをサイト丸ごと一気に一覧表にしてくれるツールです。
自社サイトのカテゴリツリーやサイト構成の企画や見直しを行ったり、競合サイト研究をする場合も非常に役立ちます。
競合が業界大手ポータルサイトでコンテンツ量も質も良く、日本全国など網羅性も高く、ユーザーも多い、などの場合、勝ち目が無い場合もあります。
キーワード選定やペルソナの見直しを行って強い競合が居ないキーワード〈組合せ〉フィールドを狙いなおす事も対策です。
被リンク数や被リンク元の格などで歯が立たない場合などもあります。競合が居ないところを狙う事は大切です。
ページそのものを消す場合、Googleサーチコンソールでクロールエラーが出ないように気をつけましょう。
※Screaming Frog SEO Spider はjavaのバージョンが古いと動かない場合があります。