Amazon Web Services Simple Monthly Calculator
料金設定のベストプラクティス・見積もり作成ハンズオン オンデマンドセミナーのAWSの動画を見ながら確認しました。
Amazon Web Services Simple Monthly Calculatorにて見積出来ます。
AWS利用者の平均値を集計すると、ほとんどの利用料金が 仮想サーバーのEC2かデータベースのRDSに集約されている。そのため、商用環境ではほぼ固定額として計算出来る。各スクリーンショットは、2018/01/23 にアップロードされたAmazon Web Services Japan 公式Youtubeから撮りました。
EC2インスタンスについては、以下のようなインスタンス購入オプションがあります。インスタンスを停止していればEC2は課金されませんが、EBSは削除しない限り常時課金されます。
EC2インスタンス(仮想サーバー)の中のストレージサービス、HDDかSSDのこと。
料金設定は比較的に安い(1GB・1ヶ月で 〜USD 0.012)、毎月変動。
AWSからインターネットへのアウトバウンドのデータ転送の通信です。
コンテンツマーケティングなどを行っていて月間PVが50万、300万、1000万などのウェブサイトを運用する場合、1ヶ月で600GBの場合、データ転送量をざっくり計算すると1万円です。リージョンに対する上りのアップロードではなく、下りのダウンロードデータに従量課金されます。毎月、転送量だけで料金がかなり変動します。この問題を回避するため、月額定額VPSに移行することは多いですが、ネットワークを締め付けることになるのでPVは上がりにくくなります。PVが間接的に売上に影響する様な、WEBの費用対効果検証をしにくい商売の場合、AWSからVPSへの移行もあります。ネットワーク転送量の従量課金は、零細中小企業の発注クライアントから理解してもらいにくい、とても難しい、ベンダー目線では、扱いがめんどくさいところです。利益をしっかりとれる見積にするべきでしょう。
そして、動画配信、ゲーム配信など大きいバイナリデータを扱う場合、AWSに相談したほうがいいとのことです。
上記の例外を除き、データ転送料は、一般的な場合、サーバー費の10%〜20%くらいに収まる様です。
東京リージョンは、米国リージョンと比べて若干値段が高く設定されていることが注意点です。そのため、ビッグデータのデータ解析基盤や機械学習の学習基盤など、ユーザーからの通信レイテンシを考慮する必要のないシステムはアメリカのリージョン利用がおすすめです。金融関係の日本の企業で米国リージョンをうまく活用し、コスト削減している例などがあります。
S3は静的コンテンツの保存に特化したオブジェクト型のオンラインストレージです。 S3にはEC2やRDSのバックアップスナップショットが保存されますが、その料金は通常のS3と異なります。 EC2、EBS のバックアップや RDS のバックアップはそれぞれ EC2, EBS そして RDS の見積もりの中でバックアップを作成することになります。S3は、例えば Web サーバーのログファイルやそういった静的コンテンツの保存に対して見積もりますが、EBSと異なり純粋に保存された容量に対してのみ課金されます。
S3のI/Oリクエストに対する課金単価は非常に安くなっています。通常はストレージ容量のブレ幅の方がはるかに大きくなります。特殊な使い方をしないケースの場合、 S3のI/Oリクエスト課金の見積もりは作成しないことが一般的です。
請求アラート機能です。月30ドルなど、料金のアラートメール機能です。金額上限に達したら自動で利用停止するものではないです。