Cryptactを使ってハマったこと
仮想通貨の確定申告、難しい・・・。移動平均法ってよろしくない。税理士もCryptactを使うというのは納得できる。取引数が多い場合、何らかの計算アプリを使わないと手作業は無理。税金計算は、お金を産まない時間泥棒作業。
プライベートウォレット、草コイン、NFT、DeFiなどもやったり、取引数が多い人にとっては、カスタムファイル作成は超大変だと思う。税理士に任せてもコミュニケーションの手間が増えるだけで、計上忘れがあった場合とかに税理士が気付いて指摘してくれるとは到底思えない。仮想通貨の計算は自分でやった方がいいかも。こんなに大変な作業、確定申告対象者の人、全員きちんとやっていると思えない…。
取引履歴アップロードは取引が一番古いファイルからアップロード
たとえば、2020年分の取引をアップロードした後、2019年分はアップロードできない。
2019年と2020年でアップロードするファイルが異なる場合、必ず、2019年のファイルからアップロードする。月でも日でも時分でも同じことが言えます。
すでに2021年のファイルをアップロードしているなど、より新しい日時のファイルをアップしていないか?Cryptactを初めて使う時、注意する必要がある。
各取引所のアカウント開設年月日や初取引の年月日を受信メールなどから確認して、最も古い取引のファイルからアップロードする!カスタムファイルも。
厳格にやりなおすと、未分類取引が減った。
暗号資産の取引所等のメールは、メールソフトできちんとフォルダ分けして保管し続けることを強く推奨。
自身の使う取引所達の口座間のコイン送付はアップロード不要
個々のコイン種類別の損益や残高に影響がないため、アップロード自体が不要。コイン種類別の残高は、どの取引所であるか?というのは関係ない。
取引所で得られるcsvなどのファイルフォーマットやAPIについて、Cryptactが対応していない取引所やプライベートウォレットなどは、カスタムファイルを自作してアップロードする必要がある。
取引所別でコインの送付と受付のマッピングをしたい場合、自分で履歴やアドレスから突合するしかない。
資産(コイン)の増減だけをカスタムファイルに記載する
自身が契約している取引所同士のコイン移動は、Cryptactによってアップロードファイル形式がサポートされているものは、そのまま取引所フォーマットのファイルアップロードに任せる。
API連携出来ない、Cryptactによってアップロードファイル形式がサポートされていない取引所やウォレットで以下の資産の増減をカスタムファイルに記載してアップロードできているか。よく考える。アドレスを追って突合していく。
- ボーナスによるコイン増加
- 送付失敗時のETHガス代などによるコイン減
- 自身の所有ではないウォレットや取引所からコイン送付を受けたコイン増
- その他の失敗によるコイン減
- コインの売買
MetaMaskのウォレットのパスワードを削除してしまった
MetaMaskに送る側の取引所の送付履歴からMetaMaskウォレットアドレスを探し出せる、もしくは、MetaMaskから受け取る側の取引所の受取の履歴でもMetaMaskウォレットアドレスを探し出せる。その後、ウォレットアドレスをEthscanなどで見ればすぐに資産の動きがわかる。非常に残念ながら税務署の職員も同じ方法で確定申告する国民の資産を追跡できる(ITリテラシーが低い税務署の職員の場合、知らない可能性もあるかもしれません)。ほとんどの取引所は、.csv/.xlsx/.zipなどのアップロードでCryptactが対応してくれているけど、(プライベート)ウォレットはカスタムファイルを自作する必要がある。カスタムファイルの不正確さが未分類取引の原因の1つ。
カスタムファイル/カスタムコイン
ActionでREDUCEのSourseは、空白ではダメ、必須。でも、公式では任意になってる。
ActionのREDUCEは、損益に影響を与えずにコインを減らすActionであるため、トークン廃止や送付ミスによるETH損失などの損失計上に使えない。損失計上はSELLを使う。
Baseのコイン名称は半角英数大文字で扱う。
Baseの未対応主軸通貨(カスタムコイン)は、USER-×××××××× の様に記載する(×××××××× に未上場などのCryptact非対応トークン名)。
カスタムファイルのSourseの取引所名は全部小文字にする
以下の例はファイルアップロードやAPI連携があるので不要だと思いますが、Sourceの取引所は、Cryptactが自前で持っているトークン名称の文字列に合わせればカスタムファイルのアップロードによって取引所のロゴがきちんと表示される。
EX)
- coincheck
- gmo
- dmm
- binance
ただし、UniSwapやMetaMaskなどのウォレットはCryptactでロゴを持ってないのでカスタムファイルにどんな名称で記載してもそのまま表示される。また、MetaMask口座を2つ持っていたらmetamask01の様な命名を推奨します。
未対応取引所やウォレットにおいてのコイン購入は必ずSELLとBUYのセットでカスタムファイル記入
カスタムファイルにBUYしか記入してないと辻褄が合わなくなるので要注意。未対応取引所やプライベートウォレットにおいて仮想通貨で他の仮想通貨を売買する場合、必ず、カスタムファイルはSELLとBUYで2行記入する。取引件数が増えやすいのでCryptact契約プラン変更の必要性(コスト増)に要注意。
仮想通貨取引所の日本円口座の日本円増減は関係ない
日本円で軍資金を送り込む為の国内仮想通貨取引所の日本円口座の日本円の合計額や増減は、Cryptactでは記入欄が無く考慮されてない。どうしようもないけど、損益計算は日本円ってのが余計にややこしい。仮想通貨にいくら日本円を突っ込んだのか、Cryptactは計算してくれない。
バイナンス定期ステーキングのAPI連携は2021年5月9日以降のみ取得可能
Binanceのマージン取引に関して、デフォルトでは取得しない設定にしております。マージン取引をされたことがある場合はチェックボックスをオンにしてAPIの同期をしてください。※マージン取引について、取引可能なコインペアが多数あり、Binance APIの仕様上、コイン毎に情報を取得する必要があるため、API同期に時間がかかる場合がございます。ご了承ください。「ボーナス履歴」APIをご使用いただいている方へ:2021-05-09以前の取引データを取り込むためには「定期ステーキング」ファイルをアップロードすることが必要となります。
2022/03/05くらいにCryptactのバイナンスAPI「同期する」ボタンの画面に上記の注意喚起のUIが突如出てきた。これ、もしかして、2021-05-09以前の取引データを取り込むためには、一度、API連携のデータを全削除する必要ある?→回答は、必要無い、とのこと。
https://support.cryptact.com/hc/ja/articles/360002586991#locked_staking
バイナンスでクレジットカードの日本円で仮想通貨を買う場合、API連携対象外でファイルアップロードが必要?
『Binance/販売所(仮想通貨購入)の履歴』は、バイナンスとCryptactのAPI連携対象外っぽい。
『Binance/販売所(仮想通貨購入)=バイナンスでクレジットカードの日本円で仮想通貨を買う』という認識でいいのか、Cryptactに質問→返答は、クレジットカードの購入履歴もAPIで取得可能とのこと。
仮想通貨の税金計算でもっとも困ったこと
個人間でICOをお願いしていたものが一番困った
2018年くらいのICOブームの時、ブローカーの人に日本円をお支払いしてICOやった。まぁまぁの金額を突っ込んで、一部、生還したものもあった。ただ、ICOとしてブローカーに依頼して買った草コインと帰ってきたアルトコインでコイン銘柄が異なった。この処理のやり方がわからず、時間泥棒作業になってしまった・・・。ICOで値がついた日時分秒もレートもわからない、アルトコインに買い替えた日時分秒もレートもわからない、日本円換算でアルトコインで帰ってきた。
仮想通貨の確定申告向けの税金計算は、個人事業初年度の人でDefiやらNFTやらMetaバースやら草コインやらICOやらの取引数が多いと、税金計算は最悪の時間泥棒作業になる。Cryptactで簡単!とかGtaxで簡単!とか、宣伝文句を鵜呑みにすると痛い目をみる。カスタムファイルに記載しなければならない取引数が多いとハマる。税理士に依頼しても、ヒアリングで漏れが発生しそう、全部の取引の証跡をさがして税理士に提出するのにめっちゃ時間かかりそう、もしくは証跡の無い取引が出て来て、調べるのにめちゃくちゃ時間盗まれる。税理士とのコミュニケーションコストが高い割に、精度が低い税金算出結果になりそう。そういう意味では、税理士に頼らず自力でやるしか選択肢がない。
仮想通貨を開始したい人は、確定申告を効率よくコスパよく作成できるように作戦を立ててから始める必要がある。支払う税金を考えると、儲かったとしても最大で50~60%という信じられない税率なので、税金計算できない人は納税を終わらせるまでお金を使うべきではない。どんな取引でも、後から取引のアドレスやトランザクションIDなどの証跡をいつでも欲しいときに素早く効率よく参照できるようにしておくのが大事。
毎年末に損益確定作業するのは最重要
たしかにそうだなぁとわかってたけど、完全に忘れてた。日本国民として暗号資産やってる人は絶対に毎年末に損益の確定作業をしないといけない。年の半ばでめっちゃ利益計上したけど、年末までに相場の暴落で赤字になって納税くらってご臨終とか、たぶんいっぱい居るし、確定申告をちょろまかす人も多そうです。しかし、税務署職員のマンパワーやITリテラシーレベルの問題もありそうな気がします。税務調査を逃れてラッキーな人も多いんじゃないでしょうか。確定申告はちょろまかしていないけど、年末のクリプトの損益確定作業を忘れてタヒんだので、お気をつけください。
MetaMask等を利用しても手間がかかるのでしょうか
はい。MetaMaskを使ってCryptを売買したら、ご自身の手でカスタムファイルを作成し、Cryptactにカスタムファイルをインポートしないといけないです。Cryptactなどの損益計算してくれるツールとAPI連携もしくはCSV取り扱いできない取引所、さらにMetaMaskの様な個人管理のプライベートウォレットについて、確定申告のCrypt損益計算は、取引件数が多かったり、複雑なCryptの売買作業をしていると大変です。