エックスサーバー(スタンダード)メールのThunderbird同期設定
レンタル共有サーバーのエックスサーバー(スタンダード)のメールをThunderbird(140.0,64ビット)で正しく同期するためのThunderbird設定です。エックスサーバーを新規で使い始めた人、既に使っているけど適当にメール設定していて、放置しているという人が対象です。
前提
事前に、エックスサーバ→Thunderbirdの方向で同期確認をするため、エックスサーバのWEBメールで、1回以上メール送信しておく。
エックスサーバーのWEBメールは、リニューアル後のWEBメールとなります。
Thunderbird設定時の基本的な設定
Thunderbirdで、アカウント設定→新しいアカウント→メールアカウント にて新規のメールアカウント作成時の設定事項です。
- 氏名(名前)
- メール送信された際、受信者に表示される送信元メールアドレスの名前。Thunderbirdでメールアカウントを新規作成時、メールアドレスを入力しなくても良い。該当メールアカウントの「アカウント設定」で後から修正可能。
- ユーザー名
- メールアドレスを入力する必要がある。
IMAP | svXXXXX.xserver.jp | 993 | SSL/TLS | 通常のパスワード認証 |
SMTP | svXXXXX.xserver.jp | 465 | SSL/TLS | 通常のパスワード認証 |
エックスサーバのWEBメールの各種フォルダをThunderbird上で表示
以下「IMAPフォルダの購読」の同期設定をしてないとThunderbird上で各フォルダは表示されないですが、同期状況をすぐ把握できるように事前に設定しておきます。
アカウント設定→サーバー設定→サーバー設定→「詳細...(v)」→「購読しているフォルダーのみ表示する」のチェックを外す→「OK」
IMAPフォルダの購読
エックスサーバ上のIMAPフォルダをThunderbirdの同期対象として選択する設定です。
メールアカウント名の上で右クリック→購読→「購読するフォルダーを選択してください」→基本的に全部チェックを入れて「更新」→「OK」
冒頭の「前提」を実施済であれば、エックスサーバ(WEBメール)→Thunderbirdの同期を確認できます。
※alias(転送処理関連),mailfilter(自動フィルタ,迷惑メール処理関連) が不要な人は外してください。放置でもいいです。
この段階で「送信済み」や「ごみ箱」などのThunderbird→エックスサーバの同期が出来ていない場合、Thunderbirdからメール送信するとThunderbird上もエックスサーバ上にも送信済が残らないので、下部に記載した「送信済フォルダの同期設定」「下書きフォルダの同期設定」「ごみ箱の同期設定」などを行ってください。
エックスサーバWEBメールとThunderbirdでメールアカウント各フォルダの名称比較
XサーバWEBメール(GUI) | Thunderbird | 備考 |
受信トレイ | 受信トレイ | |
フラグ付き | - | |
送信済み | Sent | |
下書き | Drafts | |
迷惑メール | Junk | |
ゴミ箱 | Trash | |
alias | 転送(エイリアス)処理関連 | |
mailfilter | 自動フィルタ・迷惑メール処理関連 |
送信済フォルダの同期設定
「送信済み」や「ごみ箱」などのThunderbird→エックスサーバの同期が出来ていない場合、Thunderbird→エックスサーバの同期も機能させるため、以下の設定を行ってください。
アカウント設定→送信控えと特別なフォルダー→送信控え→「その他のフォルダーを指定する」にチェックを入れる→選択肢から該当メールアドレスの「Sent」を選ぶ
下書きフォルダの同期設定
アカウント設定→送信控えと特別なフォルダー→下書きとテンプレート→下書きの保存先→「その他のフォルダーを指定する」にチェックを入れる→選択肢から該当メールアドレスの「下書き」を選ぶ
ごみ箱の同期設定
アカウント設定→サーバー設定→サーバー設定→メッセージを削除する時→「次のフォルダーに移動する」にチェックを入れる→選択肢で「ごみ箱」を選ぶ