【エックスサーバー】新サーバー簡単移行のかなり大事な補足

エックスサーバーを使ってサーバーを貸し出している法人や個人の方は必須な内容です。旧サーバー環境(sv1.xserver.jp~sv10000.xserver.jp)から最新サーバー環境(sv10001.xserver.jp~)へのデータ移行について、不安な点をエックスサーバー株式会社のXserverカスタマーサポートに質問してみました。以下の丁寧な回答をいただきました。ありがとうございました。

セキュリティとデータ欠損のリスク対策を考える場合、2の作業はFTPでもなくWindowsでもなく、MacOSでSFTPのFileZila/CyberduckやSSHのターミナルなどを使う事が推奨されます。

3のパーミッションについては、新サーバー簡単移行で失敗する原因になりやすいです。また、セキュリティを考えて他のディレクトリやファイルでパーミッションを厳しめに設定している方の場合、残念ながらエックスサーバー社からの返信内容だけでは新サーバー簡単移行で対応できないケースも予測されます。「すべて教えてください」と記載しましたが、返答では無視されています。おそらく、僕がエックスサーバーの担当者でも、めんどくさいので同じ様にスルーしますw

4については、エックスサーバー株式会社による強制引越の場合、想定外のパーミッション設定でホームページが表示されなくなってしまうケースが想定されます。契約者個々の細かいパーミッション設定など、サーバーを把握できている方が事前に自分で引越を行うことが必須だと考えられます。

エックスサーバー株式会社が個々のパーミッション設定を把握して新サーバー簡単移行に対応することは契約者数を考えるとマンパワー的に不可能です。メールの文面から、エックスサーバー株式会社は、たかが月千円程度のレンタル共有サーバー料金では個々に作業をやりたくない、全部自動化して個々の設定の事情は放棄すると考えることが妥当かもしれません。仮に、私がサーバー会社を経営していても同じ結論に至ります。大きな声では言えないですが「個々のパーミッション設定なんて、そんなもん知るか。勝手にパーミッション設定変更したお前自身が自分でやれや」と心の声が聞こえる気がしますw

独自ドメインとウェブサーバー/メールサーバーの紐付けについて、「NSレコード」でエックスサーバーに一括で丸投げするよりも、DNSレコードでウェブサーバーとメールサーバーを分離して設定しておくと、データ整合性を担保しやすくなります。余裕のある方は、引っ越し作業の1週間前にDNSレコード方式へあらかじめ移行しておく事をおすすめします。

1.移行中のメールボックス差分はどのようにデータ整合性を担保したら良いでしょうか?

お問い合わせいただきありがとうございます。

仰せのように新サーバーへの移行を完了された際にはサーバーの切り替えを完了されるまでは移行元のサーバーへメールデータは配信されます。そのため、データコピーの完了から時間が経過するにしたがって、移行元・移行先サーバーの内容に差異が生じる可能性が高くなります。

もし、移行切り替えをされるまでに移行元のメールデータにつきましては、移行元よりデータを取得していただくかメールソフト側にて取得をしていただきますようお願いいたします。

何か、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。

2.メールソフトではなく/home/サーバーID/独自ドメイン/mail/を旧サーバーから新サーバーにデータ移行などで対応は出来ないでしょうか?

お忙しい中、ご返信いただきありがとうございます。

移行元のデータにつきましてFTPにて取得をしての対応をされるなら、メールデータは以下のようになります。例えば<info@example.com>というアドレスの場合、Xserverでは以下のパスにメールが保存されます。

<既読>

/home/サーバーID/example.com/mail/example.com/info@example.com/cur/

<未読>

/home/サーバーID/example.com/mail/example.com/info@example.com/new/

移行元のデータから差分のみ上記フォルダへメールデータを直接アップロードすることでメーラーやWEBメールで見れるようになりますが、パーミッションが適切でない場合は見れないこともございますので、ご注意ください。

ただ、メールデータはそのパーミッション値を適切にすることはもちろんですがファイル名にWindows系OSでは利用できない文字列が利用されていたり、FTPでのアップロード、ダウンロードでWindows系OSのPCを経由することでデータが破損することも往々にございます。

また、そのようなデータの移動手順や破損時の復旧方法などは当サービスからのサポートもいたしかねますのでご自身の責任にてご対応いただく必要がございますこと、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。

何か、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。何卒よろしくお願いいたします。

3.前回の移行でパーミッショントラブルに遭遇しました。移行前に変更しておかなければいけないパーミッションルールをすべて教えてください。

お問い合わせいただき誠にありがとうございます。

ご質問の件につきまして、WordPressなどのデータベースを使用するWebサイトを移行される場合は、「wp-config.php」や「.htaccess」ファイルのパーミッション値が【644】となっていることをご確認ください。

上記2つのファイルのパーミッションが正しく設定されていればデータのコピーは可能かと存じますが、万が一エラーが発生し、一部データのコピーが完了しなかった場合は個別に手動でデータを移行していただく必要がございます。

▼ご参考:新サーバー簡単移行 ご利用手順
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_order_servertransfer_flow.php

以上でございますが、他にご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

4.新サーバー移行をしない場合、どうなるのでしょうか?

お問い合わせいただきありがとうございます。

お客様にて新サーバー移行を行われないという場合は、
当サポートにて移行を対応いたします。

ただ、当サポートにての移行は現時点で未定でございますので、
いち早く新サーバー環境をご利用になりたいという場合には、
お客様ご自身で移行をご対応いただきますようお願いいたします。

また何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

新サーバー移行のデータコピー完了したらエラーが出た

パーミッション644なども確認してからデータコピー開始しましたが、エラーの原因が記載されず、エラーログを見ることも出来ないのでエックスにといあわせました。独自ドメインの各ホストゾーンで「OK」になっていてもコケている部分が、一部発しうるのでお気をつけください。

Download Start: 2020-11-08 13:07:06

# ドメイン[独自ドメインその1] 
ok

# ドメイン[独自ドメインその2] 
ok

# ドメイン[初期ドメイン.xsrv.jp] 
ok

# ドメイン[独自ドメインその3] 
ok

# ドメイン[独自ドメインその4] 
ok

# ドメイン[独自ドメインその5] 
ok

# ドメイン[独自ドメインその6] 
ok

# その他のディレクトリ・ファイル および リトライ結果
mirror: Fatal error: max-retries exceeded
返答としては以下の通り、

『「opt」などその他のディレクトリにおける データのコピーがエラーとなっている状態でございました。 このため、当サービス側にてコピーを実施いたしましたが 一部データについては当社システムでのコピーがかなわず、 恐れながらコピーが完了いたしておりません。 —————- – /opt/初期ドメイン.xsrv.jp/log 上記ディレクトリにおいてファイル数が多く、コピーに失敗しておりました。 – /opt/初期ドメイン.xsrv.jp/public_html/サブディレクトリ 上記ディレクトリ以下において下記のファイルのコピーが失敗しておりました。 ——————————– mirror: Access failed: 550 ほhogehoge.png: No such file or directory mirror: Access failed: 550 hogehoge.png: No such file or directory ——————————– —————- お手数ではございますが、上記につきましてそれぞれご確認いただき 不足しているデータの内、必要なファイルにつきましてはお客様ご自身にて FTPソフト等を用いて移行を行ってくださいますようお願いいたします。』

データ移行後、404が出た

「設定」→「パーマンリンク設定」→「変更を保存」で.htaccessをリフレッシュします。セキュリティプラグインでダッシュボードログインURLを変えている場合、ファイルマネージャでプラグインフォルダ(ディレクトリ)の後ろに-bk などを付けて一時的にプラグインを無効化させてログインします。

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